韓国の朴槿恵大統領は4日のインタビューで、日本政府が「慰安婦」などの歴史問題で深く反省する必要はないとの認識を続けるのなら、安倍晋三首相との韓日首脳会談は開催する意味がなく、「しない方がまし」との考えを表明した。新華社が伝えた。
■「意味がない」
朴大統領は今週、英国など欧州諸国を訪問。英BBCの単独インタビューで、朝鮮半島や北東アジア関係について質問に答えた。
安倍首相との正式会談の見通しについて、朴大統領は「韓国は日本を『非常に重要なパートナー』とみており、協力の必要なことも多いが、不幸なことにいくつかの問題がこうした協力を妨げている。その1つが『慰安婦』問題だ」と述べた。
「(『慰安婦』は)素晴らしかったはずの青春を苦難と苦痛の中で過ごし、一面の灰燼の中で晩年を過ごしている」。朴大統領は「こうした問題は解決または適切な対応がなされておらず、日本(政府)の立場には何の変化もない」「双方の首脳がテーブルにつく時、もし日本が同じ歴史観を依然堅持し、これまでの発言をくりかえすのなら、首脳会談を開催しても何の意味があるだろうか?しない方がましかもしれない」と述べた。