米軍事専門紙ディフェンスニュース(ウェブ版)によると、韓国は2036年までに国産空母を建造し、2019年までに独島級揚陸艦に搭載する垂直離着陸戦闘機の調達を開始する可能性がある。韓国の同計画は、アジア全体の軍事・政治情勢に影響を及ぼすと分析されている。ボイス・オブ・ロシア(ウェブ版)が伝えた。
アジアのその他の国も空母建造計画を実施している。今日のアジアは、第一次世界大戦前のヨーロッパの「ドレッドノート建造競争」に似た、空母建造競争を開始している。当時のすべての海洋強国は新型主力艦(ドレッドノート)の建設に取り掛かったが、今日の空母は同じような役を演じている。
日本はすでに軽空母の機能を持つ3隻の「ヘリ搭載駆逐艦」を保有している(現時点ではヘリしか搭載していないが)。インド海軍の空母の実力も、ロシアの援助を受けて全面的に強化された。フィリピンも先ほど、スペインの退役軽空母「プリンシペ・デ・アストゥリアス」の調達の可能性について議論した。
中国は現在上海で1隻目となる国産空母を建造しており、旧ソ連の空母「ワリャーグ」も「遼寧艦」に改造され、各種訓練に用いられている。中国はまた空母に搭載する、米海軍のE-2C「ホークアイ」に類似する、遠距離警戒レーダーシステムを搭載した艦載早期警戒機を開発している。