雪竜号搭載のヘリコプター「雪鷹」
中国の第30次南極観測隊の乗る「雪竜号」はこのほど、155日間の南極観測任務のため出航した。重要な任務の1つが、プリンセス・エリザベス・ランドに中国第4の南極観測基地「泰山基地」を建設することだ。人民日報海外版が伝えた。
泰山基地は中山基地と昆侖基地の間に位置する。中山基地から約520キロ離れており、海抜約2621メートルで、夏に利用する。完成後は昆侖基地の観測活動を前線で支える。また、グローブ山など重要観測区域をカバーすることもできる。今回の観測隊の首席科学者、劉順林氏によると、泰山基地の建設によって、中国の南極観測の分野と範囲が一段と拡大し、海洋事業発展の戦略空間が拡大する。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年11月10日