12日に閉幕した中国共産党第18期中央委員会第三回全体会議(三中全会)は、『中国共産党中央の改革の全面的深化における若干の重大問題に関する決定』を審議・採択した。会議後に発表された三中全会コニュニケでは、この決定の内容が明らかになった。「新華視点」の記者は、その10の見所を下記の通りまとめた。新華網が11月12日に伝えた。
(1)改革の全面的な深化の全体目標…中国の特色ある社会主義制度を改善し、発展させ、国家管理体系・管理能力の現代化を推進する。
(2)改革の全面的な深化の指導チームを発足…中央委員会は改革の全面的な深化の指導チームを発足し、改革の全体計画、統一・協調、全体推進、実施の監督を担当させる。
(3)国家安全委員会の設立…国家安全委員会を設立し、国家安全体制・国家安全戦略を改善し、国家安全を保障する。
(4)市場が資源配置において決定的な作用を発揮…経済体制改革は、改革の全面的な深化の重点である。中核となる問題は政府と市場の関係の適切な処理で、市場が資源配置において決定的な作用を発揮するようにし、政府の作用をより良く発揮する。統一的・開放的かつ秩序ある競争の市場構造を建設し、市場が資源配置において決定的な作用を発揮する基礎となる。