秦剛報道官
外交部(外務省)の秦剛報道官は12日の定例記者会見で、防災・災害救援分野でASEAN諸国との協力を引き続き強化する考えを表明した。
--このたびの台風30号はフィリピン、ベトナム、中国などに多数の死傷者と大きな物的被害をもたらした。自然災害の頻発する本地域の国々にとって、防災・減災が共通の試練、課題となっている。地域諸国による防災・減災能力の共同構築について、中国側の考えや措置は?
2004年末のインド洋大津波以来、本地域の国々の防災・減災意識は高まり、協力意向も強まっており、すでに中国・ASEAN諸国協力の重要分野となっている。
ここ数年のASEANプラス1(中国)首脳会議の内容および会議後の発表文書を振り返れば、防災・減災が中国・ASEAN協力の新たな目玉となっていることに気づく。