中国共産党第18期中央委員会第三回全体会議(三中全会)が閉幕した。域外華字メディアは、習近平国家主席と李克強総理の綿密な計画に基づき、経済・社会の中核に潜り込む改革プランが相次いで実施されると分析した。
経済が改革の深化をリード
台湾紙・旺報は、「三中全会の開催前に、域外は経済改革に期待を寄せていた。発表された公報は、市場の決定的な作用を強調し、三中全会が新指導部の経済改革の初の青写真になったことを示した。また市場主導の経済ルールの承諾が、これまでよりも強調された」と分析した。
同紙は市場化のほかに、経済の青写真における「経済により政治をリード」という方向性が、公報の中で明確に示されたと指摘した。公報によると、経済建設を中心とし、経済体制改革のけん引力を発揮し、市場開放が経済改革において決定的な作用を発揮する。これは市場開放が、すべての改革の中で最優先される可能性を示している。将来的には外資進出・金融改革などの取り組みが最優先されることになる。
米World Journalは中国人民大学の専門家の趙錫軍氏の観点を引用し、「経済面で最も注目すべきは、経済体制改革が改革の全面的な進化の重点になり、資源分配において市場が決定的な作用を発揮するとされたことだ。中国経済の今後の改革は、市場化を中心とする改革になり、市場の効率をさらに高めるだろう」と伝えた。
経済の内在的な能力の育成を強調