中国の庶民が三中全会に関心を持つのは、三中全会の描き出す改革の青写真が、中国国民一人一人の切実な利益に関わり、改革が誕生、進学、就職から老後の生活までと、生涯の各ステージに関わるものだからだ。海外メディアが三中全会を注視するのは、中国の改革の成否が中国の前途・命運に関わるだけでなく、世界全体にも影響を与えるからだ。ある海外メディアの言葉を借りれば「世界経済は中国という大国の発展の歩みに大きく依存しており、いかなる大きな変化も世界経済に重要な影響を与える」のだ。
グローバル化と情報化の時代にあって、世界各国はすでに「運命共同体」となっている。「一国が栄えれば共に栄え、一国が損なわれれば共に損なわれる」との言葉で多くの国家間の関係を形容しても、少しも行き過ぎではない。他の多くの大国と同様、中国の発展も際立った試練や挑戦に直面し、少なからぬ困難や問題を抱えている。中国は35年間の改革開放の道によって、こうした問題を解決するカギが、やはり改革の深化にあることを証明した。中国には改革の全面的深化という雄心があり、平和的発展に尽力する壮志がある。中国は任務を引き受け、自らの発展を通じて周辺諸国と国際社会に恩恵を及ぼすことを望むと同時に、周辺諸国と国際社会が歩調を合わせることも必要としている。
中国の改革は深く困難な領域、難関攻略の時期に入りつつある。改革深化への中国の決意によって世界の懸念は解消された。同時に、外国が中国の改革を辛抱強く待つことも必要だ。次の35年間で、今日の中国の雄大な志によって世界の面前に異なる中国が現れるだろう。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年11月18日