豪シンクタンク・ロウイー研究所は、「日本が中国の軍事演習に注目するのも無理はない。最近の軍事演習の性質と位置は、日本の中国に対する軍事能力と意図に関する懸念を呼び起こしている。中国はこの野心あふれる軍事演習を防御目的と称しているが、これは紛れも無く米国およびその同盟国の中国に対する封鎖戦略に対する回答だ」と分析した。
さまざまな憶測に対して、中国国防大学教授の張召忠氏は19日、「この大規模な軍事演習は前年に計画されていたものだ。これは演習場所の準備、演習内容の準備、参加部隊の準備などに関わるためで、特定の件への対応を目的とはしていない。このような演習は、これまでも南・東中国海などで実施されている」と指摘した。
中国社会科学院日本研究所研究員の呉懐中氏は、「日本が沖縄という敏感な地域で3万人超規模の軍事演習を実施したことと比べ、中国が国内海域で実施する今回の演習は小規模だ。日本は係争のある場所で演習を実施し、係争を利用し危機を演出し、危機を利用し政治的な突破、平和憲法の突破を実現しようとしている。中国は日本と異なり、責任ある大国だ。中国は危機を演出し、演習により危機をエスカレートさせることはなく、ましてや演習や危機により政治的突破を実現しようとすることはない。中国の軍事演習は、外部の脅威や特定の政治目的のために実施されたことがない」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年11月20日