米の対中姿勢成熟 「建設的なやり方で意見対立に対処」

米の対中姿勢成熟 「建設的なやり方で意見対立に対処」。 建設的な管理方法で意見の違いに対処する」と、バイデン米副大統領は4日、中国の習近平国家主席との会談で述べた。これはアメリカ政府がより成熟した態度を取るようになったことを示すものである。世界唯一の超大国であるアメリカの膨大かつ複雑な国際問題への対処の仕方にも良い点はある…

タグ: バイデン 訪問 防空識別圏  国際問題

発信時間: 2013-12-07 09:50:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「建設的な管理方法で意見の違いに対処する」と、バイデン米副大統領は4日、中国の習近平国家主席との会談で述べた。これはアメリカ政府がより成熟した態度を取るようになったことを示すものである。世界唯一の超大国であるアメリカの膨大かつ複雑な国際問題への対処の仕方にも良い点はある。

バイデン副大統領が訪問中に中国と協議した問題は多いが、中国が防空識別圏を設定して以降は、アメリカが修正を要求していた範囲に及んでいたため、それがアメリカの最大の関心事となった。防空識別圏の設置は両国にとっては避けられない問題であり、きちんと協議を重ねなければ、疑惑は深まってしまい、新型大国関係の構築にもマイナスの影響を及ぼすことになる。どのように解決するのがベストであるか、バイデンの言葉を借りれば、「建設的なやり方で管理に関する意見の違いに対処する」必要がある。

アメリカは1950年に最初に防空識別圏を設置した。その範囲は領海基線から数百カイリ外側の公海にまで及ぶものだった。アメリカは防空識別圏を通過する全ての外国の航空機に対し、事前通告を求めたが、領海を拡大することはなく、他国の航空機が圏内に入ることを禁止することもなかった。しかし、必要だと考えた時には戦闘機を発進して圧力をかけた。

中国はアメリカが防空識別圏を設定した63年後にようやく自国の第一歩を踏み出したのである。そこには他国の経験も活かされている。一、中国の東中国海防空識別圏には自国の排他的経済水域と公海の一部が含まれており、目的はアメリカ同様、事前の警戒である。二、防空識別圏の設定によって、中国が領土と領海を拡大することはない。三、他国の航空機が中国の防空識別圏に入る場合には、識別を容易にするため、中国に事前通告を行う必要がある。四、協力しない場合には、中国は国家の安全を考慮し、自主的な識別能力を行使する。五、外国の航空機が協力する、しないに関わらず、同区域で中国の主権や利益に脅威を及ぼす行為に対し、中国は武力をもって状況に応じた行動に出る。国際法の規定によって、各国は公海及びその上空において自由に航行・飛行する権利を有する。防空識別圏の設置によって、他国の航空機が公海の上空で自由に飛行する権利及び領海の外の排他的経済水域で平和に飛行する権利は奪われるべきではない。中国は防空識別圏を発表するにあたって、これらの事を全て考慮に入れている。

1   2    


iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。