汎用ヘリとしての機能は?
中国の10トン級汎用ヘリに関する情報は、すでに長く噂されてきた。珠海エアショーにおいて、関連部門が模型を展示した。ネットユーザーは今年9月に、高速道路で秘密の新型軍用ヘリを撮影した。その外観は米武装ヘリ「ブラックホーク」に似ているが、細部が異なっていた。同機は中国の研究所が開発した10トン級汎用ヘリのプロトタイプ機とされ、撮影されたのは試験場の国家試験に向かうプロトタイプ機であった。
杜氏は同新型ヘリの性能について、「この汎用という言葉は重要な意味を持つ。中国の多くの航空機は大きすぎるか小さすぎるかで、中堅としての力を発揮できる汎用ヘリは少ない。同新型ヘリは大発展が期待され、シリーズとして輸送型・急襲型・電子戦型・給油型などに発展できる」と指摘した。
空母艦載機になるか
杜氏は、「10トンという重量は大きくも小さくもなく、山と海に向かいシリーズとして発展できる。山とは高原型のことで、通常のヘリでは飛行できない。標高3000メートル以上で自由に兵力と武器を配備するためには、力強い動力と機動性に優れた外形が必要だ」と指摘した。
杜氏は海について、「海軍は今後、同新型ヘリを駆逐艦・護衛艦・遼寧艦(空母)の艦載機にできる。駆逐艦・護衛艦では、巡視・対潜・対艦・救援の任務を担える。遼寧艦では、警戒・偵察・補給の任務を遂行できる。将来的には、海軍版の同新型ヘリが誕生するかもしれない。これも一つの発展方向だ」と予想した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年12月24日