解説・外交部報道官歴代27人(2) 「三十而立」

解説・外交部報道官歴代27人(2) 「三十而立」。 中国外交部(外務省)の南ビルの「藍庁」。一つの演壇と300脚の椅子が並べられたこのホールでは、平日の午後3時になると、報道官が演壇に立ち、国内外の記者の質問に答え始める。この情景は中国ですでに30年続けられてきた…

タグ: 外交部 報道官 解説 三十而立

発信時間: 2013-12-24 15:24:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

外交部の記者会見は当初は週1回で、発表だけで質疑応答はなかった。1983年9月から毎月第一週の記者会見で質問を受け付け始め、1986年には毎月2回に増やされ、1988年からは記者が毎回質問できるようになった。1997年には質問の回数と時間の制限が取り消され、質問が終わるまで続けられるようになった。「中国と世界の相互理解の必要性が制度発展の原動力となった」と外交部報道官のチームは語っている。記者会見は1995年に週2回となり、2011年からは週5回となった。

米CNNの在北京首席特派員を務めるJaime氏によると、1980年代初めに氏が中国に来たばかりの時には、中国には情報発表の仕組みがなかった。取材で連絡相手が見つからず、電話番号も知らない時には、外国人記者は中国の公式の新聞を読むしかなかった。その後、外交部がまず報道官を設けたが、その語り口は当初は非常に慎重なものだった。12日夜の招待会では、多くの外国人記者が、中国の情報発表制度の変化に肯定的な意見を口にしていた。スウェーデンのテレビ局の記者であるモーベリ氏によると、外交部の記者会見ではどんな質問もできる。日本のテレビ朝日の中国駐在記者の富坂範明氏によると、このようなプラットホームのオープンさは西側諸国と似ている。Jaime氏によると、中国政府は近年、情報発表全体の頻度を上げており、「質も過去を超えている」という。(編集MA)

 

「人民網日本語版」2013年12月24日

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