「既存機関を変えず、交流と協調を強化」
国防部の楊宇軍報道官は11月の定例会見で、「中央政府の関連の決定の精神に基づき、私たちは十分に検討と論証を行ったうえで、中国の特徴がある連合作戦体制の改革の道から抜け出す」と話した。
あるアナリストは、中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議は、軍隊の体制編制の調整・改革を深化させることを提案したが、「連合作戦指揮体制改革」と「連合作戦司令部の設置」は同じことではないとの見方を示した。これは一部の人の主観的な推測であり、英文翻訳での誤解で生じた可能性もあるという。
国防部の関係者は、「連合作戦指揮体制は現在各国が発展を進める一つの方向であり、連合作戦体制の構築は連合作戦司令部を単独で設置する必要があることを意味するものではない。これは2つの概念である。連合作戦指令部は連合作戦を強化する一つの方法にすぎないため、連合作戦を実施しても1つの機関を単独で設置しなければならないとは限らない。既存機関を変えずに相互間の融合、交流、協調を強化することも可能だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年1月6日