カナダ軍事専門誌『漢和ディフェンスレビュー』(2013年1月号)は、Su-35が中国空軍に約10年間の優勢を与えると伝えた。内容は下記の通り。
第5世代戦闘機に迫る性能
Su-35Sは2003年に開発が開始された、Su-30MKと第5世代戦闘機のT-50の過渡的な機種で、多くの第5世代戦闘機の技術(特に航空電子システム技術)を採用している。スホーイは2011年9月、「試験結果によると、Su-35の潜在能力は第4世代以上の戦闘機を上回り、F-35やF-22に対抗できるほどだ」と表明した。試験飛行に参加したパイロットは、パリ航空ショーの後に、「Su-35Sの作戦能力は、最高の第4世代戦闘機を40%上回り、一部の指標に関しては第5世代戦闘機を10%上回る」と指摘した。
これまでSu-35と基本型のMiG-31が比較されたことがあるが、その結果Su-35が単機で探索できる空域は、MiG-31の4機編隊を上回ることが明らかになった。