■高密度
1月10日だけで、中国の駐米大使、駐露大使、駐カザフスタン大使、駐エクアドル大使、駐モルドバ大使、駐ルーマニア大使、駐カンボジア大使が寄稿を行い、小さな盛り上がりを見せた。メディア数社に同時に寄稿した大使や、数日連続で各メディアに寄稿した大使もいる。
■大きな影響力
ワシントン・ポスト、デイリー・テレグラフなど国際的に有力なメディアへの寄稿も少なくない。こうしたメディアはほとんどが接受国で大きな影響力を持つ。各メディアは中国大使の寄稿を重要面に大使の写真とともに掲載。論説を掲載し、正義の声を支持したメディアもある。
■多角的アプローチ
中国の外交官は寄稿以外の方法でも「多角的アプローチ」で中国側の立場を表明し、安倍氏の靖国参拝への批判、反駁を行っている。11日までに少なくとも中国の外交官40人が現地メディアのインタビュー、座談会、メディア・ブリーフィング、公の場での姿勢表明などの方法によって、接受国で集中的に声を上げている。
■自信を示す
こうした大使の中でも劉暁明駐英大使は間違いなく主役だ。日本を「ヴォルデモート」に喩える彼の論点は、西側世界に極めて強く注目された。その後、BBSの番組で行った日本の林景一大使との「壁一枚隔てた」論戦でも、彼のパフォーマンスは大いに称賛され「中国外交官は異例の生々しい表現で、かつてない世論攻勢を仕掛けた」と論評された。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年1月12日