中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議文献
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全会は次のように指摘した。改革の全面的深化の総体目標は、中国の特色ある社会主義制度をより完全なものにし、さらに発展させ、国家ガバナンスの体系とガバナンス能力の近代化を推進することである。必ず改革の系統性、全体性、協調性をいっそう重視し、社会主義市場経済、民主政治、先進文化、調和社会、生態文明の発展を加速し、労働、知識、技術、管理、資本のあらゆる活力が競ってほとばしり出るようにし、社会的富を創出するあらゆる源泉が十分に溢れ出るようにし、発展の成果がより多く、より公平に国民全体に恩恵をもたらすようにしなければならない。
全会は次のように指摘した。経済体制改革の深化にあたっては、資源配置における決定的な役割を市場に果たさせることを主軸に据え、基本的な経済制度を堅持・整備し、近代市場体系、マクロコントロール体系、開放型経済体系の整備を加速し、経済発展パターンの転換を加速し、イノベーション型国家の建設を加速し、さらに効率的でさらに公平でさらに持続可能な経済発展を推進しなければならない。政治体制改革の深化にあたっては、党の指導を堅持すること、人民が主人公であること、法律によって国を治めることの有機的統一を主軸に据え、社会主義民主政治の制度化、規範化、手続き化の推進を加速し、社会主義法治国家を建設し、さらに幅広くさらに十全でさらに整備された人民民主を発展させなければならない。文化体制改革の深化にあたっては、社会主義の核心的価値体系と社会主義文化強国の建設を主軸に据え、文化管理体制と文化生産経営の仕組みの整備を加速し、近代的な公共文化サービス体系と近代的な文化市場体系を確立し、より完全なものにし、社会主義文化の大発展と大繁栄とを推進しなければならない。社会体制改革の深化にあたっては、国民生活のさらなる保障と改善、社会の公平と正義の促進を主軸に据え、所得分配制度を改革し、ともに豊かになることを促進し、社会分野の制度革新を推進し、基本的な公共サービスの均等化を推し進め、科学的で効果的な社会管理体制の形成を加速し、活力に満ちかつ調和的で秩序ある社会の実現を確実なものとしなければならない。生態文明体制改革の深化にあたっては、「美しい中国」の建設を主軸に据え、生態文明制度の確立を加速し、国土の開発と資源の節約利用、生態環境保護のための体制・仕組みを整備し、人と自然が調和的に発展を促し、近代化建設の新たな局面の形成を推進しなければならない。党の制度建設改革の深化にあたっては、科学的な執政、民主的な執政、法律に従った執政のレベル向上を主軸に据え、民主集中制の建設を強化し、党の指導体制と執政方式をより完全なものにし、党の先進性と純潔性を保ち、改革開放と社会主義近代化建設に堅固な政治的保障を与えなければならない。
全会は次のように指摘した。改革の全面的深化にあたっては、必ずわが国が長期的に社会主義の初期段階にあるというこの最大の現実に立脚し、発展は依然として中国のあらゆる問題を解決するための鍵であるという重要な戦略的判断を堅持し、経済建設を中心とし、経済体制改革の牽引の役割を発揮させ、生産関係と生産力、上部構造と経済的土台との相互適応を推進し、経済社会の持続的で健全な発展を促さなければならない。
全会は次のように指摘した。経済体制改革は改革の全面的深化の重点であり、核心的問題は、政府と市場との関係を上手に処理し、資源配置における決定的な役割を市場に果たさせ、政府の役割をよりよく発揮させることである。
全会は次のように強調した。改革開放の成功した実践は改革の全面的深化に重要な経験を提供するものであり、長期的に堅持すべきものである。最も重要なのは、党の指導を堅持し、党の基本路線を貫徹し、閉鎖的で硬直した古い道を歩むことなく、旗印を変更するといった邪道を歩むことなく、あくまで中国の特色ある社会主義の道を歩み、一貫して改革の正確な方向を保つことである。思想の解放、実事求是、時代とともに前進、真実を求める姿勢と実務的な態度を堅持し、すべてを現実から出発させ、国内で成功したやり方を総括し、国外の有益な経験を参照し、理論と実践の革新を勇敢に進めていかなければならない。「人間本位」という理念を堅持し、人民の主体的地位を尊重し、大衆の創造的精神を発揮させ、人民を拠り所として改革を推進し、人間の全面的発展を促さなければならない。改革、発展、安定の関係の正しい処理を堅持し、大胆かつ着実に、トップダウンの計画立案と「手さぐりで進む」やり方を結合させ、全体的推進と重点的突破とを互いに促進させ、改革の政策決定の科学性を高め、幅広くコンセンサスを結集し、改革の相乗効果を形成しなければならない。
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