中国の指導者は大型の国際会議やスポーツ競技などの場を借りて元首外交を繰り広げ、形式にこだわらず、深遠な着眼を示している。報道によると昨年10月、インドネシア・バリ島でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議期間にプーチン大統領がちょうど誕生日を迎えた。習主席はプーチン大統領と会う場を特に設け、祝いの杯を交わした。プーチン大統領は最近の記者会見でこのことに言及し、しきりに賛嘆した。
ソチ五輪開幕式のためだけにわざわざ訪露する。これはクイックスパイク式に「急所を突く」外交であり、中国指導者の国際情勢の推移への順応、中国外交の実際のニーズに対する戦略的考慮を示すものだ。中国とロシアは包括的・戦略的協力パートナーであり、相手国が関心を寄せる重大な問題において互いに支持し合い、協力し合っている。ロシアメディアは、中国は実際の行動によってソチ五輪を支持したと指摘した。ロシア側の見通しによると、約40人の国家指導者がソチ五輪の関連行事に参加する。ソチ五輪での元首外交が、国家関係の発展を先導する新たな原動力となることを人々は期待している。
習主席がソチ五輪開幕式に自ら出席することで、スポーツを愛し、活力と団結力に満ちた中国国民の新たなイメージが一段と国際社会に示され、中国スポーツ事業も大いに鼓舞され、後押しされることは確実だ。これは重大な意義を持ち、計り知れない影響を及ぼす。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年1月22日