外交部の程国平副部長は、習近平国家主席は2月6日から8日にかけてロシアのソチ冬季五輪の活動に出席し、ロシアのプーチン大統領と二国間会談を行うが、日本の安倍晋三首相とのいかなる形式の接触も検討していないと表明した。
習近平主席はソチ冬季五輪の開会式に出席し、新年の初の訪問国にロシアを選んだのは2年連続となる。外交部の官僚によると、中国の最高指導者が国外で開催される大型のスポーツイベントに出席するのは初めてであり、中ロの戦略的パートナー関係のレベルの高さと特殊性を十分に示すとともに、習近平主席とプーチン大統領の間に良好な関係と親密な友情があり、中ロが関心を寄せる重要問題において互いを支持していることを意味する。
開会式に出席するほか、習近平主席は歓迎パーティーなどの活動に出席し、中国の五輪代筆団のメンバーを訪問する。現在予定されている二国間会談はロシアのプーチン大統領との会談だけである。安倍晋三首相は日程を変更し、ソチ冬季五輪の開会式に出席する予定であり、習近平主席と面会できるかが日本メディアの間で話題になっているが、中国外交部ははっきり否定した。
程国平副部長は、両国首脳が遭遇するという状況になっても、中国の指導者は中国政府の関連の立場を厳正に表明するだけだと強調。ロシアのテロ攻撃が懸念されており、中ロは関連の話し合いを行うかについて、程国平副部長は「ロシア側が厳密な安全保障措置をとると信じている」と述べた。
そのほか、国家体育総局の楊樹安副局長は、北京市と河北省張家口市は2022年の冬季五輪開催地に立候補する方針で、ソチに視察団を送ることを明らかにした。楊副局長は、「北京市と河北省張家口市は大型のスポーツイベントを開催する条件を備えている」と述べたうえで、北京市の大気汚染問題の解決が重大な試練であることを認めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年1月22日