■双方向性:政協会議をネット中継
今年の一部の地方両会は初めてネット、微博(ウェイボー)、微信(WeChat)などで中継され、透明性と公開性が高まった。北京市政協の宗朋報道官によると今年の会議は一段と開放され、透明で、17日の大会発言も初めてネットで中継される。
新華社の報道によると、15日に閉幕した雲南省昆明市人民代表大会会議では、同市人民代表大会弁公庁の公式微博アカウントが初めて使用され、一部会議がリアルタイムで中継された。また、会期全体を通じてタイムリーに情報を発表し、行政微博アカウント複数に転載し、市民による「傍聴」に便宜を図った。山東省菏沢市の両会も初めて市人民代表大会と市政協の公式微博アカウントを通じて中継し、インターネットユーザーとの交流を行った。会期中の微博の累計閲覧数は延べ7万人を超えた。
■人事:規律違反の幹部は解任
「両会」では人民代表大会や政協の補選も複数の省で行われている。規律や法律に違反した容疑で解任された幹部複数が、両会期間に人民代表大会や政協の職も解かれた。河北省と新疆の省級地方両会では、人民代表大会常務委員会主任の任免も行われた。河北省では周本順氏が人民代表大会常務委員会主任、新疆では雪克莱提・扎克爾(音訳)氏が新疆維吾爾(ウイグル)自治区人民代表大会常務委員会主任に選出された。