日本の対外侵略と植民地支配は中韓を含むアジア近隣国に甚大な災禍をもたらした。立場を変えて、もし日本の指導者が南京大虐殺犠牲者の子孫の視点に立てば、日本が強制連行した「慰安婦」と労働者の家族の視点に立てば、日本の「731部隊」生体細菌実験犠牲者の子孫の視点に立てば、それでも彼は靖国神社を参拝するのだろうか?それでも上述の発言をするのだろうか?それでも靖国神社参拝に中韓両国民の感情を傷つける意図はないと言えるのだろうか?
日本の指導者による靖国神社参拝の本質は、日本軍国主義による対外侵略と植民地支配の歴史の否認と美化、第2次大戦の結果と戦後国際秩序への挑戦だ。自民党、連立与党、元首相を含む日本政界の要人および日本各界の有識者が、安倍首相の靖国神社参拝を次々に批判していることにわれわれは注意を払っている。日本の6大紙中、5紙が安倍首相の参拝に公に反対した。彼らでさえ安倍首相の弁解を信じないのに、どうして彼がアジア近隣国と国際社会の信頼を得られようか?われわれは特に、日本の村山富市元首相が先日、「村山談話」の精神を実行して初めて他国の信頼を得られると述べたことに注意を払っている。村山富市先生の話は深く考えさせられる。歴史を直視し、歴史を鑑として未来に向かって初めて、アジア近隣国との関係を改善できる。日本の指導者はもし独断専行するなら、アジアを害し、世界を害し、日本自身さえ害する危険な方向へと日本を突き進ませることになる。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年1月24日