習近平国家主席はロシアのプーチン大統領の招待で2月6~8日に訪露し、ソチ冬季五輪開幕式に出席する。中国の国家主席が外国でこうした大型の国際スポーツ行事に出席するのは初めてだ。また、習主席は2年連続でロシアを最初の訪問国に選んだ。これについて国際世論は、中露包括的・戦略的協力パートナーシップの水準の高さと特殊性を十分に示すものであり、両国元首間の親密な友情の生き生きとした表れでもあると考えている。
■中露指導者の緊密な連携、両国関係の深く全面的な発展の強固な基礎を固める
ロシア科学アカデミー極東研究所のロマノフ研究員は「習主席のソチ五輪開幕式出席は両国指導者の親密な関係の重要な表れであり、両国関係の高度の緊密さを示すものだ。近年、中国の発展は周辺国の経済成長を著しく牽引した。特にロシアは大きな利益を得た。昨年、中国の対ロ投資は6倍に増加し、ロシア経済に新たな活力を注ぎ込んだ」と指摘。「ロシアは両国協力を非常に重視している。特にシベリア地域で中国との協力の緊密化を重視している。われわれは地理的優位性に恵まれている。この優位性を活用して、インフラ整備、投資、イノベーションなどの分野で協力を開拓・拡大し、両国関係を新たな段階へ押し上げる必要がある」と述べた。
モスクワ州知事の顧問を務めるセミョーノフ氏は「露中関係は史上最良の水準にある。両国指導者はこのために重要な役割を発揮した。露中両国が長期的協力の過程で形成した暗黙の了解は貴重なものであり、両国関係は大国間関係の模範だ。両国は世界の平和と発展の促進に尽力し続け、相手国が関心を寄せる重大な問題において互いに支持し合い、戦略協力を緊密に展開している。今後長期間にわたり露中関係は国際関係の最良の模範であり続けると信じる」と述べた。