■習主席が2年連続で最初にロシアを訪問、両国関係の重要な戦略的位置づけの表れ
ロシア科学アカデミー極東研究所のロマノフ首席研究員は人民日報の取材に「習主席が2年連続で初の訪問国にロシアを選んだことは、中国の指導者がロシアとの関係を非常に重視していることを十分に示すものだ。習主席はソチを訪れ、実際の行動によって露中両国の友情をロシア国民に証明する。また、両国指導者は人的・文化交流についても交流を行い、両国の人的・文化交流、民間交流の新たな発展を促す」と指摘した。
シンガポール国立大学アジア・グローバル化研究所の黄靖所長は人民日報の取材に「習主席はプーチン大統領の招待でソチ五輪開幕式に出席する。習主席がロシアを最初の訪問国に選ぶのは2年連続であり、中国が中露関係を非常に重要な戦略的地位に据えて考えていることの表れだ。中国とロシアは戦略面で相手国を重要なパートナーと見なし、経済面で補完性が高く、エネルギー分野で極めて大きな協力の余地がある」と指摘した。
独SWPのアジア問題専門家、Nadine Godehardt氏は人民日報の取材に「中露関係の発展の現状は非常に良好だ。習主席のソチ五輪開幕式出席がその良い証明となる。世界的問題において中露は常に共通の立場に立ち、互いに支持し合っている。中露の良好な関係の発展はアジア地域情勢の安定にプラスだ」と指摘した。