藤田氏は若い頃からリュックを背負って各地を旅行することが趣味で、本来は昨年から旅行の回数を徐々に増やすことを望んでいた。だが安倍内閣が絶えず侵略の歴史を否認し、右傾発言をするため、この計画は先送りするほかなくなった。
藤田氏によると、安倍氏が首相に返り咲いて以来、安倍内閣の危険な本質を研究、分析する活動が日本全国各地で毎日数多く開催されている。藤田氏は毎日多くの時間を割いて、こうした研究会や講演会に参加している。時間が許しさえすれば、神奈川県から東京に出向いて研究会に参加。大学教授、学者、文化人、市民活動家と知り合うこともできて、大変有意義だという。
昨年夏から、藤田氏は学者らと、安倍内閣の右傾化行動への対処策について話し合いを重ねてきた。安倍内閣が村山談話の改竄を企てていることから、学者、ジャーナリスト、有識者と直ちに意気投合し、昨年11月11日に「村山談話を継承し発展させる会」を立ち上げた。
藤田氏のスケジュールを見ると、毎日朝から夜まで予定がいっぱいで、最も忙しい時では1日に4つのシンポジウムに参加している。ここ数カ月はいつも早朝から深夜まで忙しくしているのを見て、藤田氏の妻は大変心配し、体に気をつけるよう繰り返し促している。