ロイター通信は、「中国は日本に対する宣伝戦を強化した。中国政府は先ほど外国人記者を招き、南京大虐殺紀念館を訪問し、大虐殺を疑問視する日本を強く批判した。中日関係は、日本が第二次世界大戦の侵略の歴史を反省していないと中国が考えていることから、長期的に雰囲気が損なわれている。中国はこの歴史の記憶を留める決意を固めている。日本の指導者はかつて、日本軍による被害について何度も謝罪したが、一部政治家の発言により日本の誠意が疑われている。日本軍は1937年末に南京を占領したが、日本の一部の保守的な政治家と学者は虐殺の発生を否定しており、一部の人は犠牲者の数が実際はもっと少なかったと称しており、中国を憤らせている。中国の歴史に対する怒りは、中日両国関係から離れたことはない」と伝えた。
米ニュースサイト「クオーツ」は、「歴史が今のアジアに訪れた。フィリピンは中国の南中国海における行為をナチス・ドイツに例えており、中国は日本の第二次世界大戦中の侵略に対して厳しい態度を示している。習近平国家主席は3月末にドイツ、オランダ、ベルギー、フランスを歴訪する。これらの国には、第二次世界大戦に関連する歴史遺跡が多くあり、中国の指導者はこれにより日本を困らせようとしている」と報じた。ロイター通信は、「2012年に時の温家宝総理はアウシュヴィッツ収容所を訪問し、歴史を胸に刻んでこそ美しい未来を建設できると表明した。中国側の動きは、ドイツの歴史に対する反省を際立たせることを目的としている」と指摘した。
日本経済新聞は、「中国の指導者は、中華民族の偉大なる復興の実現を掲げ、歴史問題を再び中日関係の中心としている。来年は第二次世界大戦の勝利から70周年となるが、中国は韓国やロシアを記念活動に招待すると見られる。中日の外交戦はますます激化するだろう」と伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年2月26日