中国の王毅外交部長は8日、第12期全国人民代表大会第2回会議の記者会見で、「アジア相互協力信頼醸成措置会議とAPEC会議が今年の中国外交の重要な任務だ。中国は責任ある大国の役割を積極的に発揮し、国際関係においては公平と正義を主張し、平等を唱えていく」と述べました。
過去1年間を振り返り王部長は、「中国は領土の主権と海洋権益を守り、主要な大国との関係推進に努めてきた。シリア問題やイラン問題などホットな問題の政治的解決において中国は建設的な役割を発揮した」と述べました。
また2014年の中国の外交について王部長は、「引き続き積極的に進取の気概で取り組んでいく」としたうえで、世界各国、特に周辺諸国との友好関係を強化し、国内の改革発展により良い外部環境を作り上げていくことを強調しました。(Katsu、大野)
「中国国際放送局 日本語版」より 2014年3月8日