海警船、200平方キロの海域を捜索
中国交通運輸部は、中国遠洋輸送グループ(COSCO中遠)の貨物船「泰順海」が9日に伝えた「すでに指定海域に到着し、指示を待っている」という情報を発表した。同貨物船は、同海域に初めて到着した中国の船舶となった。
泰順海の船長である孟昭東氏は午後1時30分、「現場海域の天候は良好で、見晴らしが良い」と語った。その時、「中国海警3411」も予定より30分早めに同海域に到着した。同船は到着後、偵察、救助、通信などの6組のチームを発足した。
中国海警局は北京で専門家チームを発足し、現場海域の状況、潮の流れ、水温などの状況を分析・判断した。昨日夜7時までに救助範囲内で60カイリ航行し、捜索面積が約200平方キロに達したが、目標は見つかっていない。「中国海警3411」は徹夜で捜索を続ける。
3隻が増援へ
中国交通運輸部は昨日午後、消息を絶ったマレーシア航空機の緊急体制指導グループ第四回会議を開いた。同会議によると、救助船「南海救115」、「海巡31」、「南海救101」が、救助に向かいつつ捜索活動を実施している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年3月10日