ヘリコプターの化学検査を行う作業員
シリアの化学兵器を乗せたデンマークとノルウェーの輸送船は、現地時間14日午後5時45分にシリアの領海を後にし、中国とロシアの艦艇と編隊を組み、9回目のシリア化学兵器海上輸送の護衛任務を共に遂行しました。
護衛任務に当たった中国海軍黄山艦艇は、現地時間12時26分にシリアの領海に入り、デンマークとノルウェーの輸送船の南側で護衛しました。1時間にわたる連合護衛の後、輸送船はシリア領海を無事後にしました。
夕暮れの中、シリア領海外へ向かう輸送船
任務に当たる前、中国とロシアの両国艦艇は互いに連絡官を派遣しました。ロシア側によりますと、8回目の護衛任務の期間中、ラタキア周辺で起きたミサイル襲撃事件は、シリア政府軍が反政府武装勢力へ向けて行った攻撃だということです。
護衛任務中の様々な突発状況に対応するため、黄山艦海上指揮所は、緊急対応措置を更に完備させ、ねらいのはっきりした訓練を行っています。また、任務執行の前に、延べ20回もの軍用ヘリコプターの離着陸訓練や空中パトロールなどを行なったということです。
「中国国際放送局日本語版」2014年3月16日