ミシェル夫人は今回の訪問で教育、文化交流の重要性を特に強調する。これは北京と成都の学校訪問、北京大学での講演、西安での兵馬俑などの見学という日程に十分に表れている。
ミシェル夫人は貧しい家庭の出身で、大学を出ていない両親が子どもたちの教育を非常に重視しており、勉強して成功するよう励まされたことなど、中国の若者と個人的経験を共有している。
オバマ大統領は中米両国の教育交流を非常に重視しており、2009年の就任早々米国人学生10万人の中国留学を後押しする計画を打ち出した。すでに中国は米国にとって最大の外国人留学生出身国となっている。中国で学ぶ米国人留学生も3万人近くに達している。世界最大、第2の経済大国である米中が人的・文化交流をたゆまず強化することは、両国関係を支える社会的土台を固めるうえでプラスだ。
両家庭の交流、傑出した両女性の面会は、個人的友情を深める以外に、より重要なこととして、彼女らが各々の国を代表しているということがある。習主席は「国の交わりは民の相親しむに在り」と繰り返し強調している。ミシェル夫人は今回の訪中のために、わざわざ中国語を学び、中国文化について調べた。娘も中国語を学んでいる。米国のファーストファミリーによる今回の訪問が中米の人的・文化交流を豊かにし、両国民間の相互理解と友好的往来を強化することは間違いない。中米両国のファーストファミリーが良好な個人的友情と仕事上の関係を築くことで、両国民の友好的感情が強化される。ファーストレディー外交は、中米関係に華やかさを添える。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年3月20日