マレーシアの護衛艦
多国籍海上合同演習「海上協力――2014」が、青島市沖で実施される。
同演習は海上合同捜索・救助を中心とする。演習内容には、艦隊の通信、艦隊の運動、海上補給、共同救援、共同シージャック対抗、軽武器射撃などが含まれる。中国、パキスタン、インドネシア、シンガポール、インド、マレーシア、バングラデシュ、ブルネイの8カ国の水上艦艇、艦載ヘリ、陸戦隊によって構成される合同艦隊が、今回の演習に参加する。
中国海軍の梁陽報道官は20日に開かれた記者会見で、「第14回西太平洋海軍シンポジウム年次総会が、4月22日に開幕する。これは中国海軍が初めて開催する、西太平洋海軍シンポジウム年次総会だ。今回の多国籍海上合同演習は、中国海軍が同年次総会と結びつけ実施する合同演習で、年次総会を開催した他国にならった。その目的は、各国の海軍との実質的な協力の推進だ」と説明した。
梁報道官は、「今回の演習はシンポジウムの枠組み内での活動ではなく、中国海軍の創設日に関連する活動だ。ゆえに中国はシンポジウムの加盟国に加え、その他の国も招待した」と語った。
梁報道官は、「周知の通り、日本政府の一連の間違ったやり方が、中国人の感情を著しく損ね、中日二国間関係に深刻な影響をもたらした。この現状の中、日本の海上自衛隊の艦艇を、中国海軍の創設日に関する活動に招待するのは不適切となった」と述べた。
今回の海上合同演習は、海上捜索・救助をテーマとし、各国の海軍の交流の深化および実務的な協力の強化を目的とする。各国の海軍の海上合同捜索・救助能力を高め、海上の緊急事態に迅速に対応し、これを処理するための堅固な基礎を築く。