「あなたが来ようと来まいと、私はここにいる」。外交部(外務省)の秦剛報道官は28日、オバマ米大統領のアジア太平洋訪問に中国が含まれなかったことについて、こう述べた。
秦報道官は「21世紀に入り、平和的発展と協力・ウィンウィンがアジア太平洋地域の時代の潮流となり、域内各国国民の一致した願いともなっている。われわれは米側および地域の関係国がいずれもこの歴史的潮流および各国国民の一致した願いに基づき、地域の平和・安定・繁栄のためにしっかりと積極的な努力をすることを希望する」と述べた。
「米国とフィリピンが『防衛協力強化協定』を締結したことについてコメントは。中国封じ込めを狙ったものと考えるか」との記者の質問に、秦報道官は「われわれは関係国が地域諸国間の相互信頼の強化、地域の平和・安定・繁栄にプラスの事をするよう望む。中国封じ込めを狙ったものかどうかについては、米側の言動を見る必要がある。オバマ大統領や他の米高官はいずれも、米国には中国封じ込めの意図はないと様々な場で発言している。中米はアジア太平洋地域とアジア太平洋問題で広範な利益を共有していると中国側は考える。両国は互いに尊重し合い、協力を強化し、地域の関係国と共に、地域の平和・安定・発展・繁栄を促進すべきであり、これこそが根本的な道だ」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年4月29日