米海軍専門紙『ネイビー・タイムズ』、フォックスニュースなどの10月23日の報道によると、米海軍初の超大型空母「フォレスタル級」は1955年に就役し、当時の総工費は2億1700万ドル(現在の40億ドルに相当)に達した。38年間の就役後、同艦は1993年に退役した。
驚くべきことに、空母の高額な輸送費と解体費を鑑み、米海軍は10月22日に1セントという「出血サービス価格」により、米国の某社に同空母を売却した。
満載排水量が8万1000トンに達するフォレスタル級は、米国初の超大型空母(スーパー・キャリアー)だ。艦名は、当時大型空母の発展を強く支持していた、ジェームズ・フォレスタル初代国防長官にちなんでいる。1949年5月22日に空母「ユナイテッド・ステーツ」の建造が、陸軍・空軍からの反対により中止されると、入院中のフォレスタルは飛び降り自殺をした。米海軍はフォレスタルを記念するため、その後建造された1隻目の空母にその名をつけた。
この超大型空母はかつて「有史以来最大の船」と称された。記録によると、1万6000人以上のエンジニア、製図技能士、建築士がその建造に参与したという。同艦の当時の総工費は、2億1700万ドル(現在の40億ドルに相当)に達し、艦内に搭載された空調設備はエンパイア・ステート・ビルの2.5倍分に相当したという。