米国の覇権はアジアに安全をもたらさない

米国の覇権はアジアに安全をもたらさない。 米国のヘーゲル国防長官は5月31日、シンガポールで開かれたアジア安全保障会議で講演した際、米国のアジア太平洋回帰戦略を弁護し、米日安保条約の釣魚島への適用を大声で叫び、日本の集団的自衛権の行使容認を支持したうえ、公然たるいわれなき対中批判に重点を置き、脅し的な言葉さえ各所で使用した…

タグ: 米国 覇権 アジア 

発信時間: 2014-06-03 14:28:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

ここで指摘しておく必要があるのは、ヘーゲル氏はもっともらしく中国をルールの破壊者と批判したが、これは完全に事実に反するうえ、米国の政治屋の偽善性が暴露されたということだ。国連海洋法条約はすでに採択から30年以上が経ち、150以上の国々が批准している。だが世界の圧倒的多数の国々が批准したこの国際条約を、世界の警察、世界のボスを自任する米国は、あろうことか私利のために遅々として批准せずにいる。それでもなお国際法とルールについて世界で大口を叩くどんな資格が米国にあるのか?このようなダブルスタンダードの国に、他国が国際ルールを遵守しているか否かをむやみに論評する資格があるのか? 

今日の中国は他国に蹂躙されるがままだった百年前の旧中国ではすでにない。中国はいざこざを引き起こさないが、いざこざを恐れもしない。中国が核心的利益を犠牲にすることを甘受すると期待してはならない。近年、東中国海と南中国海で中国は日本、フィリピン、ベトナムの挑発に直面しているが、二国間交渉による紛争の平和的解決という立場を堅持し、多大な我慢と譲歩をすると同時に、やむなくいくつかの反撃措置も取った。 

関係国が中国の我慢と譲歩を弱く侮りやすいことと見なさず、交渉による紛争の解決という正しい道に早急に戻ることを希望する。また、米国がその約束を真に履行し、地域の領有権紛争で特定の側につかないことを希望する。そうしてのみ、地域の平和・安定にプラスとなり、各国の長期的利益にプラスとなる。(編集NA) 

 

「人民網日本語版」2014年6月3日

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