クウェート外務省のKhaled Al-Jarallah外務次官は15日、クウェート政府が中国・アラブ諸国協力フォーラム第7回閣僚級会議で採択された「ドーハ宣言」の、南中国海問題に対する立場を支持すると表明した。
同氏は同日、在クウェートコモロ大使館の除幕式に出席した際に、クウェートは中国が国連憲章の原則および国連海洋法条約に基づき、関連国との協議によって南中国海問題を処理していると判断すると強調した。同氏は、中国の南中国海問題におけるクウェートの立場に関する日本紙の最近の報道は、事実に反していると述べた。
同氏はクウェートと中国の関係を高く評価し、「中国は偉大なる国で、国際安全・平和の維持で重要な力を発揮している」と述べた。
12日に開かれた中国・アラブ諸国協力フォーラム第7回閣僚級会議で、「ドーハ宣言」が採択された。同宣言は、アラブ諸国は中国と関連諸国が二国間協議および地域内のコンセンサスに基づき、友好的な協議と交渉により領土・海洋問題を平和的に解決することを支持すると強調した。また主権国家および国連海洋法条約加盟国の、係争解決方法を自主的に選択する権利を尊重すると強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月16日