中国の王民国連次席大使は現地時間2日、中国政府の「京都議定書ドーハ合意」接受書を国連事務総長に提出した。中国新聞網が伝えた。
ドーハ合意は2012年12月8日にカタール・ドーハで採択。京都議定書第二約束期間について取り決め、国連気候変動枠組条約付属書Ⅰの締約国について、2013~2020年の約束期間の温室効果ガス総排出量を全体として1990年の水準から少なくとも18%削減するとの数値目標を定めた。
ドーハ合意は国際社会の困難な交渉の成果であり、共通だが差異ある責任の原則、公平原則、各自の能力原則を中心とする国連気候変動枠組条約の原則を守り、京都議定書の排出削減モデルを延長し、第一約束期間と第二約束期間の法的に空白のない連結を実現した。中国は先進国が早急にドーハ合意を受け入れ、そのできるだけ早い発効を確保することを希望する。
中国は気候変動対策の取り組みを強く重視し、エコ文明と美しい中国の建設の重要な構成要素とし、国の発展計画に組み込み、数多くの適応の取り組み、自主的な減速の取り組みを行ってきた。中国政府はすでに2020年までに単位GDP当たりの二酸化炭素排出量を2005年比で40~45%削減すると宣言した。中国は既定目標の達成に努力する。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年6月3日