その後、小野寺氏が「中国と海上連絡メカニズムの交渉を再開したい」と持ちかけると、王氏は、「そちらの考えは耳にしている。先ほどの安倍さんの発言は、中国に対する批判がちりばめられている。これらの批判はまったく間違ったもので、事実を捻じ曲げたもので、国際関係の基本準則に背くものだ」と答えた。
『朝日新聞』の31日の報道によると、安倍氏の演説後の質疑応答において、軍服を着た中国の軍人が、「先の戦争において、数百万という中国人、韓国人およびアジアの人々が日本軍に殺されたが、彼らの魂に対してどういった思いを抱いているのか」と尋ねると、安倍氏は、「日本は第二次世界大戦を深く反省しているからこそ、平和発展の道を堅持し続けている」と答えた。
ある中国政府関係者は安倍氏の演説後、「日本はアジアを分裂させたいと考えているとしか理解できない。到底受け入れられない」と怒りを露にした。中国軍のシンクタンクで、軍事科学院の姚雲竹主任は「朝日新聞」の取材に対し、「歴史を正しく回顧してこそ、未来を語る資格がある」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年6月3日