九・一八事変、歴史を変える世界的な事件

タグ：戦争　歴史　東北　九・一八

発信時間： 2014-09-18 10:40:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ある学者は、九・一八事変（日本名・満州事変）勃発83周年記念日を控え、「九・一八事変は20世紀の重大な国際的事件であり、国際関係の構造に大きな変化をもたらし、人類史上空前の災いをもたらした」と指摘した。

｢九・一八｣の夜に燃え上がった戦火はその後14年間に渡り、中国東北部から太平洋に蔓延し、欧州の戦場と呼応した。戦禍は世界の60以上の国・地域に及び、世界の4分の3の人口が戦争に巻き込まれた。

瀋陽「九・一八」歴史博物館館長の井暁光氏は、「九・一八事変は第二次世界大戦の序幕を開き、東北部の人々による抗日・救国の狼煙が上がり、中国人の14年抗日戦争の出発点となった。これはまた、世界反ファシズム戦争の序幕を開いた」と述べた。

当時の国民政府の無抵抗政策により、瀋陽は一日も経たずして陥落した。半年内に、東北部が敵の手に落ちた。中国の国歌・「義勇軍行進曲」は、抗日の戦火の中で誕生した。これは正確に言えば、東北部の抗日英雄たちに捧げる壮絶な軍歌だ。

中国近現代史史料学学会副会長、遼寧九・一八戦争研究会会長の王建学氏は、「日本は東北占領後、略奪により戦線を維持する戦略をとった。日本は東北部を後方支援の基地にし、狂ったように資源を略奪し、侵略戦争を支えようとした」と指摘した。

資料によると、1937年に東北部で生産された鋼材が、日本全体の生産量の3分の1を占めた。日本が必要とした28種の軍需物資のうち、14種が東北部から供給された。

当時の日本の政界・軍部には、中国東北部の占領は時間と時期の問題という、一つの共通認識があった。九・一八事変は単なる中日関係の産物ではなく、日本が念入りに計画した、世界征服という盤面の重要な駒であった。

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