呉氏は、「米国の軍艦・軍機の中国に対する近接偵察は、この長期に渡りすでに常態化しており、停止されることはありえないが、中国の対抗も終わることはない。中国は米軍機に対して効果的な識別と調査を行うべきだ。外国の軍機・軍艦が中国に近接偵察を仕掛ければ、中国の識別・調査も停止されることはない」と指摘した。呉氏は同時に、「中米軍機衝突事件の再発、王偉操縦士の次の犠牲者を絶対に望まない」と強調した。
河野克俊海上幕僚長は同シンポジウムの開催期間に、呉氏に二国間の正式な会談を要請したが、拒否された。18日付読売新聞によると、河野氏は17日、呉氏と約20分の「立ち話」を行ったと述べた。呉氏と河野氏は16日の晩餐会で短く挨拶したが、中国は日本の会談の要請に応じなかった。呉氏は17日、「中日両軍の会談実現の条件が満たされていない。中日両国海軍の会談は、両国の元首・政府首脳の会談に先んじてはならない。軍事外交は国家外交の構成部分であり、国家外交の前に立てば問題が生じる」と述べた。河野氏は、「海の予期せぬ衝突事件を防ぐため、意思疎通を行うことで一致した」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月19日