緊密な中ロ関係、日ロ軍事演習の効果を限定的に

緊密な中ロ関係、日ロ軍事演習の効果を限定的に。 クリミアが国民投票によりロシアに編入されてから、両国の合同演習が行われるのは初めてだ。捜索・救助の合同演習は1998年から14回行われており、昨年12月に京都市付近で行われた演習が最後だ…

タグ: ロシア 演習 中ロ関係

発信時間: 2014-10-06 09:14:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本は福島原発事故を含む自然災害・人災からの復興問題で、ロシアと協力することに関心を示し、ロシアのヘリコプター・救援技術にも関心を示した。日本はまた、アムール州のボストチヌイ宇宙基地を含む、宇宙分野でのロシアとの協力を要請している。両国の協力分野で最も有望なのが、北極圏の開発および北極海航路の利用だ。この分野も今日、日本側のあいまいな姿勢によって宙に浮いている。  この2年で、日本とロシアの関係が大きく改善された。昨年11月、初の2プラス2が実施され、重要な成果が得られた。両国の専門家はネットセキュリティ問題を巡り定期的に協議を進め、サイバー空間の統一的な行為原則に関する協定をまとめることになった。また両国の国防部門は、ミサイル防衛システムについて協議することになった。

安倍晋三首相は6月のG7でプーチン大統領の不在を嘆き、ロシアが世界の重要問題の決定に参与することを希望した。これは日本に、ロシアと建設的な対話を維持する意向があることを示した。しかしながら日本は、対ロ制裁の仲間入りをした。

ロシアとの演習再開は両国関係の段階的な正常化に寄与する。一定期間後、2回目の2プラス2が実施される可能性もある。

ロシアと中国は軍事・技術的協力、地域的・世界的な安全問題で、非常に緊密な関係を示している。日本はアジア太平洋地域における、責任と権威ある国家の座を逃しかねない。日本が中国と経済問題以外で直接対話することは困難であるため、ロシアは日本にとって唯一のパートナーになる可能性がある。安倍政権はアメリカからの圧力を無視し、ロシアと協力する道の模索を強化することになるかもしれない。(筆者:アンドレイ・グビン ロシア戦略研究所環太平洋研究地域センター科学プログラム責任者、政治学博士)

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年10月6日

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