中独、全面的戦略パートナーシップの強化と世界平和・繁栄の促進で一致
中独、全面的戦略パートナーシップの強化と世界平和・繁栄の促進で一致。
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【新華社ベルリン 10月11日】国務院の李克強総理は現地時間の10日午後、ベルリンの連邦総理府でドイツのメルケル首相と第三ラウンドの中独政府間協議を共同で主宰した。中独両国の政府は閣僚26名を協議に参加した。両国の首相は、双方の閣僚が各分野で掛け合いの商談で得た成果報告を聴き取り、またそれぞれ演説を発表した。
李克強総理はこのように表明した。中独は同様に、世界に重要な影響力を持つ国だ。今年両国は全面的な戦略的パートナーシップを築き、二国間関係の戦略性と長期性を絶えず増強させている。中独関係は単純な売買関係ではなく、高いレベルの協力ウィンウィン関係であり、洋々たる前途を有している。中国側はドイツ側と両国外交や安全戦略対話をスタートさせ、国際事務における疎通・調和を強化し、世界平和と繁栄を共に促進することを望んでいる。
李克強総理は、両国が革新的なパートナーシップを発展させるには、互いを鏡とする交流、公平・開放な精神に基づいて、協力モデル、メカニズムや措置を革新し、より多くの今後の協力方向をリードする新たな注目点を作り出し、中独の実務的協力がより高いレベルの発展へ向かうよう推進してゆかねばならないと指摘している。
李克強総理はこのように表明した。中国側はドイツ側と経済・貿易、投資協力を深化し、技術協力への程度を強化させるのを望んでいる。双方は製造業への協力を引き続き推進し、産業技術のアップグレードを推進せねばならない。マクロ経済政策協調を強化し、中独ハイレベル財政・金融対話メカニズムの役割を充分に発揮し、 欧州における人民元オフショア業務を推進せねばならず、ドイツ側が在独中国資本の銀行に対する監督・管理が厳しすぎるなどの問題をできるだけ早く解決するよう望んでいる。「シルクロード経済ベルト」の建設を契機として、インフラ建設の協力を強化し、中欧の国際貨物列車のもつ潜在力を充分に掘り起こし、陸上貿易回廊を広げてゆくべきだ。人文交流を緊密にし、2016年を中独靑少年交流年と確定し、ビザによる互恵を一層推進し、より多くの便宜な措置を講じて両国人員の往来を促進してゆかねばならない。中国側はドイツ側の中欧投資協定交渉への支持を歓迎し、ドイツ側が中欧自由貿易区のフィージビリティースタディーへのスタートを支持し、EUがハイテク製品の対中輸出緩和を推進するよう望んでいる。双方は協調・協力を強化し、世界経済の開放性を共に擁護し、グローバル貿易の自由化を推進しなくてはならない。
メルケル首相はこのように表明した。中国はドイツの重要で信頼できるパートナーであり、両国は政治、経済、科学技術、文化などの分野で深い交流・協力を展開し、実り多い成果を獲得している。独中の政府間協議は両国の協力のために効率的なプラットフォームを提供し、二国間関係の発展を力強く促進しており、これらを引き続きしっかりと行ってゆくべきだ。ドイツ側は中国側と協力分野を広げ、協力の規模を拡大し、互いに利益となる革新的なパートナーシップを重点的に発展させ、経済貿易、投資、工業、農業、科学技術、金融、インフラ建設、人文などの分野での協力を全面的に深化し、国際や地域の事務における協調・協力を緊密にし、独中と欧中の関係が前へ発展し続けるよう推進して、世界の平和や安定、発展を共同で擁護・促進してゆくことを望んでいる。
協議の後、両国の首相は多項目の政府間協力文書や商業契約の署名に共同で出席した。今回の訪問中、両国の締結した二国間貿易や相互投資および技術協力に関する協定の総額は181億ドルに達した。
「新華網日本語」2014年8月2日
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