既存の協力を強化、新たな空間を開拓
香港紙『文匯報』は14日に専門家の話として、「中ロ双方が締結したエネルギー関連の協定は、両国経済の発展を促す。しかし両国関係をより良く発展させるため、双方の権利と義務を法制度化する必要がある」と報じた。
中国社会科学院ロシア・東欧・中央アジア研究所中央アジア研究室主任の呉宏偉氏は、「両国の経済協力の深化に伴い、中国の設備製造業の対ロ輸出が急速に拡大しており、中国の対ロ輸出の軽工業を中心とする構造を打破した。この現象は、中国経済の発展に利益をもたらす」と分析した。
対外経貿大学中国WTO研究院副院長の屠新泉氏は、「中ロ両国の協力は強い基盤を持ち、天然ガス、エネルギー、鉄道などの協力で大きな進展を実現している。現在の任務は、既存の協力の強化と、新たな空間の開拓だ」と指摘した。
中国のスマート外交
香港紙『明報』は14日に掲載した「中国はスマート外交が必要」と題する記事の中で、「中国の外交はこれまで優れた外交の成果を手にしており、中でも首脳による外交が注目されている。新指導部のうち、習近平国家主席が自ら実践し、李総理やその他の指導者が後に続いている。対欧・対米外交、および各国に先駆けて展開している対アフリカ外交で、中国は今年収穫を手にしている。その中でも対欧外交の成果に比肩しうる、世界の列強は一国もない」と報じた。
同記事は、「スマート外交は時代遅れではなく、今日も同じく効果的だ。中国は二国間関係の処理において、かつての指導者のスマート外交を継承し、ピンポン外交のような独創性があり、歴史に残るような新しいスマート外交を展開すべきだ」と提案した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年10月16日