カタパルトというキーワード
西側は、江南造船場で中国2隻目の国産空母が設計中と推測している。大連で建造される1隻目の国産空母と比べ、この空母には大きな変化があり、ウクライナから導入するガスタービンや、蒸気カタパルトを搭載する可能性があるという。
西側メディアは中国2隻目の国産空母について憶測をたくましくしているが、その中には「カタパルト」という同じキーワードが存在する。遼寧艦はスキージャンプの設計を採用し、カタパルトを搭載しなかった。これは艦載機の武器積載量や航続距離を制限し、固定翼の早期警戒機の配置にとっても不都合だ。ゆえに今後建造される空母のカタパルト搭載が、中国海軍の解決すべき問題となる。ロシアメディアは、「中国は蒸気カタパルトのほかに、電磁カタパルトの研究に取り組んでいる」と報じた。
中国の空母にカタパルトが搭載されれば、J-15艦載機の潜在能力が完全に引き出される。西側メディアは、「J-15の全体的な作戦能力は、米国海軍のF/A-18艦載機(ホーネット)に引けをとらない」と指摘した。しかしJ-15はスキージャンプの制限を受け、カタパルトで発艦する米国の艦載機ほど多くの燃料を搭載できず、航続距離でホーネットに劣る。中国の空母艦隊の作戦半径は、カタパルトの搭載により大幅に拡大される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年11月5日