F35戦闘機
空母ニミッツ
米海軍は現地時間3日、F-35CライトニングⅡ総合打撃戦闘機が、空母ニミッツの着艦に成功したと発表した。これは10数年にもおよぶF-35プロジェクトの新たな節目となる出来事だ。海外メディアが伝えた。
米海軍の説明によると、F-35Cはアレスティング・ワイヤーを使い着艦に成功し、クレーンにより空母甲板に乗せる必要がなくなった。F-35Cは将来的に、米国の空母艦載機の主力になる。F-35Cの着艦は、海上飛行試験の一環で、今回の試験は約2週間続けられる。
F-35はステルス戦闘機で、すでに3種の派生版が誕生している(通常離着陸機のF-35A、短距離離陸・垂直着陸機のF-35B、空母艦載機のF-35C)。米国は391億2000万ドルを投じ、F-35を2443機購入する予定だ。
米国の総合打撃戦闘機(JSF)は、20世紀最後の重大な軍用機開発・購入プロジェクトで、老朽化した機種の後継機になる、F-35などの小型戦闘攻撃機を開発する。しかし同プロジェクトでは、故障や予算超過などの問題が生じたことがある。
F-35は今年6月に発火事故を起こし、イギリスのファーンボロー国際航空ショーの7月の参加を見合わせた。米国はF-35のエンジンの改良に取り組んでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年11月5日