中国の習近平国家主席は9日、北京の人民大会堂でタイのプラユット首相と会見した。
習近平主席は次のように指摘した。中国とタイは仲良くしている。プラユット首相とタイの新たな政府の指導の下で、タイの社会は安定を保ち、各改革のプロセスは計画の通りに推進されている。中国側はタイの長期にわたる太平と安定、タイの人民が心安らかに暮らすことを実現できるよう心より希望し、タイ側とともに努力し、両国の全面的な戦略パートナーシップの内容を充実させたい。双方はすでに、鉄道、水利、エネルギー、教育などの分野における協力について共通認識を達成し、これらが引き続き実行されるよう希望する。中国側は中国の企業がタイへ投資することを奨励する。来年は両国国交樹立40周年に当たり、双方は人文交流を強化し、両国の友情を世々代々伝えていかせるようにしなければならない。中国側はタイが中国とASEANの関係の協調国として中国とASEANの関係を深めるために積極的な役割を果たしたことを賞賛し、タイ側とともにアジアの平和、繁栄および調和を促進していきたい。
プラユット首相は次のように表明した。タイ側は国情にふさわしい発展の道を模索しており、中国側とお互いに学び合い、協力を深めていきたい。特に、シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロードの建設をきっかけに、農業や鉄道における協力を推進し、地域の相互接続を促進し、タイの農産品の対中輸出を拡大し、民間の往来と人材育成を強化していきたい。タイ側は積極的にアジアインフラ 投資銀行(AIIB)に参与し、中国側のシルクロード基金の成立を賞賛する。タイ側は続けて東南アジア諸国連合と中国の協力を推進することに努力し、中国側が成功裏にアジア太平洋経済協力(APEC)非公式首脳会議を開催することを支持する。
「新華網日本語」2014年11月10日