中国駐日本国大使館のウェブサイトが発表した情報によると、中国駐日本国大使館の報道官は岸田外相の発言に関する記者の質問に回答した。全文は下記の通り。
記者:日本メディアの報道によると、岸田文雄外相は11月11日午前の記者会見で、中日の4つの合意事項の釣魚島(日本名・尖閣諸島)に関する内容について質問を受けた際に、釣魚島に領土問題は存在しないという日本政府の立場には変わりがないと称し、中国が東中国海に設定した防空識別圏、東中国海の資源開発問題を列挙し、東中国海は緊張状態に陥っており、日中双方の主張は異なっていると述べた。中国はこれをどう見るか?
回答:中国は日本側の発言に重大な関心と不満を表明する。釣魚島は中国固有の領土だ。中日双方が先ほど発表した4つの合意事項に込められた意義と精神は明確だ。日本は近年、中国の釣魚島問題における立場を無視し、一方的な挑発行動に出ているが、これは釣魚島の緊張情勢の原因である。中国は国家の領土・主権を守る揺るぎない決意と意志を持っており、同時に対話と協議により釣魚島問題を管理・解決するよう力を尽くしてきた。中国は日本に対して、歴史と事実を正視し、約束を守り、合意事項の精神に基づき中国と向き合い、釣魚島問題で言行を慎み、中国の領土・主権を損ねるすべての行為を停止するよう求める。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年11月13日