中国と米国が達成した最新の合意を実現するため、中国駐米国大使館は12日、米国公民に対する有効期間最長10年の中国ビザ発給を開始した。
中国駐米国大使館の阮平・参事兼総領事は同日、23歳の米国人Edmund Downieさんに有効期間10年の中国ビザを発給した。
Downieさんは、中米両国によるビザ有効期間の相互延長は、ビザ手続きを簡素化し、申請者の支出を減らすもので、両国の人々の相互理解を助ける前向きな措置だと評価した。Downieさんが取得したのは旅行ビザで、昆明にまもなく5日間の旅行の予定があるほか、今後も中国には何度も行くつもりだという。
阮平総領事によると、新たなビザ措置は、中米双方の人員往来を便利にし、両国の人民の距離を縮めるもので、両国間の交流の促進に重大な意義を持ち、両国による新型大国関係の構築にとっても非常に重要なものとなる。
中米双方は、ビジネスや旅行のために相手国に赴くもう一方の国の公民に対しては有効期間最長10年のマルチビザ、留学のために赴く公民に対しては最長5年のマルチビザの発給を開始することを発表していた。
米国のケリー国務長官は12日、米国の駐中国大使館で、両国のビザ措置の相互緩和の対象となった最初の中国人申請者らへのビザの発給を行った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年11月13日