第10回中国国際航空宇宙博覧会(珠海エアショー)が、11月11日に珠海市で開幕した。展示される航空機は過去最多の130機以上に達する。そのうち中国産第4世代ステルス戦闘機のJ-31の初飛行は、大好評を博した。J-31は国際軍用機市場で米国のF-35と肩を並べ、中国の次世代艦載機に発展することが可能と分析されている。
エアショーの開幕日、J-31(コードネームは「鶻鷹」)が初公開された。J-31はデモンストレーションを行ない、短距離離着陸、空中低速機動旋回などを披露し、人々に注目されるエアショーの「スター」になった。
11月10日の特別展覧会で、J-31の模型のプレートに初めて「FC-31型第4世代多用途中型戦闘機」と記された。一般的に、中国製戦闘機の英語名に含まれる「J」は戦闘機を、「FC」は輸出型戦闘機を意味する。
中国航空工業集団公司の李玉海副総経理は、「J-31は当社が国際軍事貿易市場を切り開くための主力製品で、外国製第4世代機が天下を支配する局面を打破するという、中国の航空産業関係者の夢を担っている。J-31は第4世代機のすべての性能を持ち、コストパフォーマンス、信頼性、サービスの質が高いという中国製品の特長を持つ」と述べた。
各国の専門家とメディアは、J-31の先進性と輸出の将来性を前向きに評価している。