米国のウェブサイト「strategypage」が1月24日に伝えたところによると、ロシアはこのほど、中国の6の大隊に新型のS-400対空ミサイルを輸出することに同意したと明かした。費用は1部隊当たり5億ドルで、訓練費、予備部品と追加分のミサイルを含む。S-400ミサイル部隊にはそれぞれ8基の発射装置があり、1基当たり2発のミサイルを装備するほか、コントロールセンターとレーダー1つずつ、発射待機ミサイル16発があり、すべての装備が機動式である。
ロシアは2010年、モスクワ付近に初のS-400対空ミサイル部隊を設置した。報道によると、S-400対空ミサイルは米国のパトリオット防空ミサイルより射程・重量ともに2倍以上を誇り、ステルス機も探知できると言われている。また、弾道ミサイル迎撃能力も備えている。
ロシアは2015年に200セットのS-400(ミサイル2~4発搭載)を装備し、S-300とS-200を徐々に淘汰していく計画である。2017年までに少なくとも18の大隊、2020年までに56の大隊ができることになる。中国は、S-400を装備し台湾空域もカバーすることを計画している。S-400を装備する第2の部隊は日本、韓国、越南への対応を行なうと見られる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年1月27日