渋滞緩和の効率化
購入制限の賛成派・反対派が議論を展開しているが、両会の一部の出席者は今年、交通渋滞解消の方法と手段を提案している。
王総裁は、「欧米の先進国の研究によると、情報技術とスマート交通技術を基礎とするスマート交通管理システムを採用することで、都市部の道路の通行能力を2倍以上に引き上げることができる」と話した。
道路建設に基づく都市計画を科学的に策定すると同時に、政府の管理方法にも変化が必要だ。中国は現在「水平管理」を採用している。つまり一つの法執行部門が一つの法律に基づき、すべての業界を管理するという方法だ。
王総裁は、「管理部門が多すぎ、各部門の権限・職責が明確に区別されていない。各種資源の調整・配置にも重なる点があり、統一的な管理の形成が困難だ」と指摘した。情報によると、世界共通の管理方法は「垂直管理」だ。交通業界を例とすると、交通運輸産業に関する法律・規定のすべてが、一つの部門によって執行される。
中国人の生活水準が向上し、自動車保有台数が急増する中、購入制限という表面的な管理方法では、効果を維持しがたくなっている。管理方法および都市部の道路計画の変化、現代的な交通管理技術の採用が、都市部の交通効率を引き上げる鍵となるかもしれない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年3月5日