ここ数年米国は一貫して中国に対して、高まり続ける力と見合った指導力を発揮するよう促し、国際的目標の支持と発展のために一層のリソースを提供するよう促している。これは建設的な提案だ。だが中国がAIIBの設立を提唱して、アジアと世界のために一層の貢献をし、一層の責任を担おうと努力すると、米国はこれを阻止しようとしている。これは近視眼的で不誠実だ。
世界経済の多極化、国際政治・経済ガバナンスの民主化は大きな趨勢であり、AIIBはこの歴史的潮流に順応した必然的な産物に過ぎず、大きな趨勢を阻むことは誰であれ困難だ。米国は矛盾して妨害するよりも、AIIBに積極的に参加し、国際銀行の経営・管理経験を分かち合い、AIIBのガバナンス構造の一層の改善と運営効率の向上に貢献した方がいい。これは米国にとっても、アジアにとっても、世界にとっても間違いなくウィンウィンの良いことだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年3月18日