世界一の貿易国にとって近海はどれほど重要であるか。これは常識的な問題だ。米国は中国近海の覇権を握り続けており、中国の安全強化のいかなる措置に対しても反発している。これは厳粛な戦略的態度ではなく、わざわざ自ら苦しい目にあおうとしているかのようだ。
台頭する大国には戦略的空間が必要だ。中国は過去の大国と異なり、自国の台頭がゼロサム的な排斥を生むことを回避し、「ウィンウィン」という往々にして業務提携に限られる概念を、中国の戦略の基本的な精神に拡大している。我々は、中国の戦略的空間の拡大が、他国および他勢力の空間を必然的に狭めることを意味するならば、中国の平和的な台頭は継続不可能になり、大国の衝突が生じるおそれがあることを意識している。ゆえにウィンウィン主義は、中国が実現すべき戦略的進展である。
米国は中国とのウィンウィンを願うだろうか?それから日本も願うだろうか?彼らは現実主義的な態度でウィンウィンを理解しようとするだろうか?これはいずれも重要な事だ。
中国が南沙諸島のいくつかの島で建設工事を進めてはいるが、これを米国の勢力を排斥するため用いているという証拠はない。米国政府は直ちに中国の法的にまったく問題のない行為に挑みかかり、中国を押し返そうとしている。本件は米国の本土から遠く離れた中国の近海で起きている。米国がこのような戦略的思想により中国の台頭の過程を見るならば、中米の21世紀の摩擦は必然的に止むことを知らなくなるだろう。
同白書は中国をより透明にした。これが互いに誤解する新たな材料になるのではなく、中国と欧米の意思疎通を促すことに期待する。米日などの国は、中国の平和的に台頭する大国としての主な権利を尊重するべきだ。これは彼らが、中国のすべての前向きな情報を、逆に読もうとしないための心理的基礎である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年5月27日
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