衛星写真は昨年10月、中国武昌造船所のドックに停泊する400−500トン級の、建造中の小型潜水艦を発見した。これは確認されたことのない新型潜水艦であるが、その用途については不明だ。英軍事誌『ジェーンズ・ディフェンス・ ウィークリー』が6月25日に伝えた。
このグーグルマップの衛星写真は、デジタルグローブ社が撮影したものだ。撮影時期は2014年10月24日で、情報サイト「Bellingcat」で最も早く発見された。この写真によると、潜水艦は起重機のあるドックで施工中で、2014年11月末にドックを離れた。2015年1月には最新の039B型「元級」がこの位置に停泊し、施工を続けた。
写真を見ると、この小型潜水艦の全長は約35メートル、全幅は4メートルで、排水量は400−500トンの間と思われる。武昌造船所は中国の通常動力潜水艦を建造する主要拠点で、「宋級」と「元級」を建造したことがある。「元級」は流線型のセイルを採用した最新艦だ。またこの造船所では世界最大の通常動力潜水艦である032型「清級」が建造された。同艦はミサイル実験に使用される潜水艦だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年6月29日